O・ヘンロ作『賢者の贈り物』

★喫茶居酒屋「昭和」伍佰伍拾肆日目★
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594:12/24(土) 16:35 uLcRO1SP [sage]
O・ヘンロ作『賢者の贈り物』

クリスマスの迫る中、失業中の直人には金がなかった。だが彼の金時計にはプラチナの鎖が似合いそうだった。
その夜、直人はこっそりと伸子の長い髪を切り、それを換金して素晴らしい鎖を購入した。
しかし直人の大切な金時計は知らぬ間に伸子に売り払われ、彼女の髪のための美しい飾り櫛に化けていたのだった。
二人は顔を見合わせ、笑い合った。次に涙を見せ泣いた。
そしていつ果てるとも知れぬ罵り合いを始めた。彼らこそ本当の賢者なのです。

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