情報工作(ミスリード)ってーは実は古典的なものでして、

【政治経済】平成床屋談義 町の噂その361
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899:[キロギ]◆komlpkIB6M 10/26(火) 01:11 6XbAffL6 [sage]
この種の情報工作(ミスリード)ってーは実は古典的なものでして、昔からよく使われておるんですわ。
だいぶ昔の事件ですが、一例を挙げてみますね↓

①1950年代後半、西側に亡命したソ連軍将校により、ソ連の潜入工作員訓練都市
 通称「ガツィーナ」の存在が明らかとなりました。それは、ソ連国内の某所に西側各国の
 町並みを模した訓練都市を作り、工作員はそこで、たとえばアメリカ向けならアメリカの
 文化・風俗・話言葉を叩きこまれ、一市民として見分けがつかなくなるまで訓練をつんだ後
 企業や政府機関に勤務して情報を得るスリーパーを養成している、と。
 西側メディアは、「ソ連は国ぐるみでスパイを養成してるヽ(`Д´)ノ」と騒ぎ立てました。
 
②それに対し、ソ連のカウンター・インテリジェンスはソ連とつながりのあるいくつかの
 西側メディアに欺瞞情報を流すことで対抗しました。情報の中身は真否さまざまでしたが
 一つだけ共通した情報を紛れこませていました。
 「ガツィーナの所在地は、○○市郊外の××である」と。
 それを知らない他の西側メディアは「ガツィーナは○○市の××にある(`・ω・´)キリッ」
 と報道しました。
 
③そこでソ連の報道官が一言。
 「そんなに言うんなら○○市の××に連れてってやる。自分の目で確かめな!」
 つーて西側メディアの人間を連れて行きました。当然、何もありません(´・ω・`)アルェー?
 
④帰国したメディアはこう報道しました。
 「ガツィーナの件、あれやっぱウソだわ。なんも無かった(゚⊿゚)」
 こうしてソ連当局は一つのウソをリークすることで、ガツィーナの存在を完全に消し去る
 ことに成功しました。めでたしめでたし( ;∀;)イイハナシダナー
 
 ・・・60年代、GRUのオレグ・ペンコフスキー大佐が機密情報を漏洩(ペンコフスキー文書事件)
 するまで、潜入工作員訓練都市の名が西側で語られることはなかったそうな。

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